勝手にオススメ（妻は他人 だから夫婦は面白い）
札幌市中央区大通にあるカウンセリングオフィス プログレスの向 裕加です。
昨晩は高校の同期の紹介で、経営者が集うとある会で「経営戦略としてのメンタルヘルス対策」というタイトルでお話をさせていただきました。参加されていた方からはたくさんの関心を寄せていただけて、少しずつでも意識を高めていったり、啓蒙していくことの大切さを学びました。このような貴重な機会を与えてくれた高校の同期のGくんに感謝です。
さて、今日は皆さんに是非読んでいただきたい漫画があるので、そのご紹介をさせていただきたく思います。それが、こちら！
『妻は他人 だから夫婦は面白い』 by さわぐちけいすけ
詳細の経緯は忘れてしまったのですが、一昨日、ネットでこの本が取り上げられている記事があって、それを読んでいたら、どうしても読みたくなってしまったんですよね〜。で、昨日、出勤前に本屋に行って、早速購入して読んじゃいました。
結論から言うと、皆さんにオススメするくらいなので「良い！」です。何がどう良いかと言うと…
① 『妻は他人』というタイトルだけど、人間関係全般に応用できる人間関係を円滑にするためのエッセンスが散りばめられている
② 絵もセリフ（内容）もシンプルで、わかりやすい上に、時々クスッと笑えるところが満載で脱力系
…という2点に全てが集約されます。
例えば…なのですが、タイトルの『妻は他人』ということについては、さわぐちさんは”「他人行儀になれ」ということではない。長く関わる特別な他人だからこそ礼節を重んじ丁寧に接したいということ。”とおっしゃっています。
「妻なんだから料理くらい作れよ」「夫なんだから全部支払ってよ」「友達ならこれくらい普通でしょ？」「恋人ならそれくらいやってくれても良いじゃない？」
そんなにあからさまにこんなことを口に出すことはないにせよ、私たちは常に無意識で上記のようなことを期待しちゃっていますよね〜。少なくとも、私にはあります。でも、そういう考えは危険だというのがさわぐちさんの見解。前回の記事で取り上げた、相手に対する過剰な期待とも通じるところがあるようにも思います。
あと、最近、「あなたのためよ」とか「思いやり」とか「正義」という名の下で、他人の生き方に口を出す人が増えたせいか、ますます窮屈になったな〜と感じる今日この頃。「生き方」というタイトルのお話ではこんなことが語られてます。
倒す必要のない敵は身近にたくさんいる。
「あれ？いつのまにか一人でこんなところまで来たのか…」…となったとしても本来、非難される筋合いはない。（ただし、他人の非難の声をやめさせるのは不可能に近い）
一人だろうが夫婦だろうが、もっと「好きなこと」をしたり、「意味もなく生きる」のを楽しんだりしやすくなればいいのに…
「めっちゃ共感するわー！」と、思わずオフィスで本音を口にしちゃいました（オフィスで良かった！笑）。
こんな風にところどころに真面目に考えさせられるシチュエーションがあるかと思えば、アジサイの絵を「描くのすっごくメンドくさかった」という漫画家らしからぬぼやきもあったりして、思わずクスッと笑ってしまうところが満載！
よく考えると内容は結構真面目なのに、軽〜いタッチで描写しているので、それほど重くはならないし、例えちょっと重たくなったとしても、クスッと笑わせてくれるところが散りばめられているので、肩の力がほど良い感じで抜ける…という絶妙な構成が、この漫画の魅力だと思いました。
いきなり書籍を買うのはどうも…と思った方は、まず著者のさわぐちけいすけさんをTwitterでチェックしてみてはいかがでしょうか？彼の魅力や作風を垣間見ることができますよ。
今日の勝手にオススメは、さわぐちけいすけ著『妻は他人 だから夫婦は面白い』でした！
カウンセリングオフィス プログレス
臨床心理士 向 裕加
