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ネガティブ思考って素晴らしい!

札幌市中央区大通にあるカウンセリングオフィス プログレスの向 裕加です。

今日は、以前、勝手にオススメシリーズでご紹介させていただいた【ラ・サラマンドル】のサービスのAさんが、オフィスにお越しくださいました。突撃訪問だったのでビックリしましたが、久しぶりにAさんの元気なお顔を見ることができて、とても嬉しかったです。お土産に創成川イーストにあるオシャレなチョコレートの専門店【Saturdays Chocolate】のチョコレートまでいただいちゃいました♪何度となくお店の前を通ったことはあるのですが、チョコレートはまだ食べたことがなかったので楽しみです。Aさん、ありがとうございます!また、お店にお邪魔しますね〜。

さてさて、街中にはクリスマスソングが流れていて、賑やかでハッピーな雰囲気に包まれていますが、そんな中でネガティブな思考に陥ったりして、自己嫌悪に苛まれる人もいるのではないかと思います。

現代社会では「ネガティブに考えたって何も変わらないのだから、そんな風に考えるのはダメ!」とか「何事もポジティブに考えなければならない!」とか、何かとポジティブ思考が「100%正しく、素晴らしいものだ」と考える風潮があるが故に、無理にポジティブになろうとして疲弊していたり、ネガティブなことを考えてしまう自分にダメ出ししてしまったりしている人が多いのも事実です。人間には、ネガティブ思考になりやすい遺伝子とポジティブ思考になりやすい遺伝子があることが解明されています。実は、日本人の約2/3はネガティブ思考になりやすい遺伝子を持っており、この割合は世界最多なのですが、ポジティブ思考になりやすい遺伝子を持っている日本人はたったの3%(なんと、こちらは世界最少)!

「遺伝子レベルで思考がネガティブになるのだったら、一生ネガティブなままで生き続けなければならないのか!?」と悲観的に思われるかも知れませんが、そう思うことは逆に素晴らしいことだとも言えます。なぜならば、ネガティブ思考は、生まれた時から私たちに備わっている大切な心の機能であり、ネガティブ思考が働いているということは、心が正常に機能している証拠でもあるからです。逆に、ネガティブ思考が働いていない方が問題大です。

というのは、ネガティブ思考には、私たちを脅かす危険やリスクを私たちに知らせてくれるセンサー的な役割があるからです。リスクが発生しそうな予感を、心が敏感にキャッチしてくれるからこそ、対処方法を考えることができるのです。つまり、心に備わった「リスク管理」機能なんですよね。

実際、成功している人の多くはネガティブ思考の持ち主だったりします。アメリカの大手IT系企業インテルの初代CEOであったアンディ・グローブは「シリコンバレーで成功するのはパラノイア(不安や恐怖の影響を強く受けて妄想的になっている状態)だけだ」と言うほどのネガティブ思考の持ち主だったそうですし、大塚商会の創業者である大塚実氏も「経営には病的なほど心配性であることが必要」と、経営におけるネガティブ思考の重要性を説いています。また、かの有名なPanasonicの創業者である松下幸之助氏も似たような考えを持っていたようで、「社長は心配することが仕事だ」とまで言い切っていたほど。

そう考えると、ネガティブ思考は決して悪いものではありませんが、この機能の使い方やコントロールの方法がわからずにネガティブ思考が暴走してしまうから、「自分らしく生きる」ことが難しくなってしまうのです。そうなると、確かに厄介ですよね!ですから、ポイントは「ネガティブ思考と上手に付き合う」ことになってくるわけです。

たとえ、生まれ持った遺伝子がネガティブ思考になりやすかったとしても、「ネガティブ思考と上手に付き合う」方法を習得することは、いくつになっても可能です。ネガティブ思考の恩恵を活用しながら、それに支配されることなく、「自分らしさ」が溢れる人生をデザインしていきませんか?カウンセリングオフィスプログレスが、そんなあなたをサポートします。

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臨床心理士  向 裕加

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