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臨床心理士という資格と3度目の更新

札幌市中央区大通にあるカウンセリングオフィス プログレスの向 裕加です。

今朝、新しい臨床心理士の資格登録証明書が届きました。

前回更新したときにはなかった星マークがある!私、【★★★】です!ミシュラン的に言うと、非常に評価が高い!ということですが、残念ながら、私の臨床評価が高いということではありません。この★が意味するのは「更新の回数」です。

臨床心理士という資格は、民間資格ながらも、結構取得するのにはハードルが高い資格です。まず、資格試験を得るためには、臨床心理士資格認定協会が定めるカリキュラムが組まれている指定大学院で修士号を取らなければなりません。大学院に入る前は大学院生は自由時間が多いイメージでしたが、実際は朝から晩まで講義があって、しかも、大学に併設されている研修施設でカウンセリングの実習をこなさなければなりませんでした。「イメージと違う!」と叫んでしまったほど。結構、ハードです。

修士号を取得して、ようやく受験資格をゲットしたら、毎年秋に開催される臨床心理士試験を受験しなければなりません。1次は、マークシートと小論文形式からなる筆記試験。このマークシートの試験は、選択肢が7つとかあるんですよ!正解がわかっていないと、答えることができない…という難問。2次は面接で、ベテランの臨床心理士の先生たちから色んなことについて質問されます。その試験をクリアして、ようやく【臨床心理士】の資格を取得できるのです。

が!それだけでは終わりではないんですよね〜。臨床心理士の資格を保持するためには、5年に1回の更新手続きを取らなければなりません。学会で発表する、論文を投稿する、協会が認定する学会や研修会に参加するなどして、一定のポイント数を確保しないことには更新が認められないというシステムになっています。

つまり、資格を取得しても「生涯学習は大事ですよ。知識やスキルをアップデートするために、しっかり勉強して下さいね!」ということ。最初は「面倒くさい」と思っていましたが、今となっては、このシステムが意味するところは大きいと感じています。というのも、時代や社会が変わると同じように、人のこころのあり方も変化しますし、それに伴って、こころのあり方に対応する知識とスキルも、どんどん変化していくからです。変化に対応していくため、世間のニーズに応えていくためにも、自己研鑽は欠かせないのです。

先月は東京で開催されたCFTのトレーニングワークショップに参加してきましたが、8月には、今、最も注目されている心理療法のひとつである加速化体験力動療法(AEDP)のトレーニングを受けるために、アメリカはニューヨークに行く予定です。これも、最先端のセラピーをいち早く北海道の皆さんにお届けしたいから(日本国内でもAEDPを提供できる人は10人いるかいないかです)!皆さんにワンランク上のカウンセリングをお届けできるよう絶えず自己研鑽を積んでいきたいと思います。

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臨床心理士/公認心理師  向    裕加

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