北海道新聞で紹介されました!
札幌市中央区大通にあるカウンセリングオフィス プログレスの向 裕加です。
今日は、次の元号の発表がありましたね!「令和」という新しい元号を紹介する菅官房長官の姿が一面を飾る北海道新聞の夕刊に、光栄なことに、私の記事も掲載されました。
北海道新聞の「あの場所で」というコラム記事で、私がカナダに行った経緯やカナダで感じたことをまとめていただいております。
英語もろくすっぽわからずにカナダに単身で渡ったのは、27年前のこと。私のたどたどしい英語を笑ったりバカにしたりすることなく、一生懸命に理解しようと熱心に耳を傾けてくれたホストファミリーや友人、そして、高校の先生たち。その過程を通してもたらされた「通じた!理解してもらえた!」という喜びや安堵感があったからこそ、「もっと頑張って話てみよう!」と思えたんだと思います。下手くそな英語でも、ちゃんと聞いてもらえているのだという「安心感」が、新しい世界を探索する私の探究心を育んでくれました。
個人的には、カウンセリングにおけるクライエントとカウンセラーの関係性もこれに近いものがあると思っています。クライエントの心を一生懸命に理解しようとする姿勢、そして、どんな気持ちであれ、それをしっかりと受けとめられることができて初めて、クライエントは自分自身の心の奥底、つまり、まだ見ぬ未知の世界を探求することができるのだと思います。また、「あ〜、こんな気持ちをわかってくれる人がいるんだ」とクラエイントが思えたとき、初めて孤独感から解放されるのだと思います。そういう意味では、留学して経験したことそのものが、もしかすると、私の臨床心理士としての原点なのかも知れませんね。
そんなことを思い出せてもらえた貴重な体験でした。
記事自体はカウンセリングには直結しない内容かも知れませんが、少しばかり私の人となりが伝われば幸いです。