札幌市中央区大通にあるカウンセリングオフィス プログレスの向 裕加です。

9月6日の早朝に起きた北海道胆振東部地震。みなさんは、お怪我をされたりしていませんでしょうか？無事でいらっしゃることを心より願っております。

その後発生した全道的な停電の影響で、当オフィスも9月8日(土)まで停電でした。ご予約をいただいていたクライエントさんには、クライエントさんの安全を確保するためにも、急遽ご予約をキャンセルとさせていただきましたが、皆さん、快くキャンセルの理由を受け入れてくださいました。この場を借りて、ご理解とご協力をしていただけたクライエントさんに感謝申し上げます。ありがとうございます！停電が解消された日曜日の午後、オフィスに様子を見にきたのですが、置いていた時計が斜めになっていたこと、本棚の本が落ちてゴミ箱の中に入っていた（笑）こと、そして、アロマオイルのボトルが倒れていたこと以外は、被害らしい被害はありませんでした。良かった！

営業するのに支障が出ない状況であることが確認できましたので、明日から通常どおり営業を再開する予定です。ただ、このような事態が起きた後なので、今週に限っては、営業時間外でも可能な限り柔軟に対応させていただきます。また、来週以降につきましても、様子を見ながら、柔軟に対応させていただくことを検討しておりますので、また、ブログ等でご確認いただければと思います。

さて、このような災害を経験したのは、初めてのことだという方は多いのではないでしょうか？実は、私自身も、このような大きな災害を経験したのは初めてのことで若干戸惑っています。大した動いていないにもかかわらず、疲れやすく、体が怠くて重たく感じられて、リラックスしてソファに座っているつもりなのにもかかわらず、胸の辺りがザワザワした感じになって落ち着けない。また、無意識のうちに体に力が入っているのか、いつもは感じることがない肩甲骨周りの違和感を経験しています。

一般的に、このような災害が起きたとき、「眠れない」「不安だ」「落ち着かない」「ぼーっとしてしまう」「気持ちがいつも張り詰めた感じがする」など、いつもとは異った精神症状や身体の諸々の不調が出現しますが、これはごくごく自然なことだと言われています。こういった症状は、数日から数週間かけて少しずつ和らいでいきます。ですから、「もう日常に戻りつつあるのに、こんな風に落ち込んでいるのはおかしい！」とか「もっと大変な人がいるのに、このくらいのことでへこたれていてはダメだ！」とか、過度に自分を責めることがないように気をつけてくださいね！

いつもとは違ったことが起きたのですから、身体や心のリアクションもいつもと違って当然。また、同じことを経験していたとしても、その事象をどのように受けとめるかは個人差があるので、他の人と自分を比較して、疲れているのに「もっと頑張らなくちゃ！」と無理をしないでください。しっかりと自分の心や身体の声に耳を傾けて、無茶はせず、休むときにしっかり休む！という姿勢でいることを、皆さんには心がけてほしいと思います。それが、回復への大切な第一歩です。

ちなみに、私も、この数日は身体の怠さや頭痛、肩甲骨の違和感といった身体症状に加えて、ちょっぴり気持ちが沈みがち。友人たちが数日前からランニングを再開しているので、「私も走りに行って気分転換でもはかった方が良いかな？」と思ったりもしましたが、なんとなく、そういう気持ちになれないんですよね〜。最初は「言い訳しているよね、私」と、一瞬、自分を責める思考になっちゃいましたが、「非常事態が起きたのだから、今は、そういう気持ちになれないだけ」というように思考転換をして、もう少し気持ちが落ち着いてからランニングを再開しようと思っています。

このような不安や緊張が続いている状態を緩和させる手軽な方法として、国立精神・神経医療研究センターのストレス・災害時こころの支援センターのサイトでは、「呼吸法」を紹介しています。これはお金もかかりませんし、手軽に、そして、誰にでも直ぐに実践できる方法ですので、是非とも試してみてほしいですね。上記のリンクに飛んでみると、「呼吸法」を教えてくれるスライドを見ることができます。音声ガイダンスもあるので、それに従ってやってみるとわかりやすいかと思います。

もし、心や身体の症状が長引いたり、気になることがありましたら、お気軽にご相談くださいませ。

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