絵本の力
札幌市中央区大通にあるカウンセリングオフィス プログレスの向 裕加です。
今月から、2週に1回のペースで勉強のために小樽に通っています。何を勉強し始めたかと言いますと…
こちらです!絵本と児童文学の勉強を始めました。絵本や児童文学と絡めて、発達心理学も勉強します。
良い絵本は、時代や文化、社会を超えて、広く長く読まれています。ということは、そこには普遍性があるはず。その普遍性を加味しつつも、時代や文化、社会の違いをふまえながら、人間の心理的発達を深いレベルで探求できるこの講座は、まだたった2回しか受講していませんが、受講するたびに新しい発見や気づきがたくさんあって、ワクワクドキドキが止まらないとても素晴らしい講座です。
講師であり、このセンターの理事長である工藤左千夫先生のお人柄がまた素晴らしい!長年大学で教鞭をとられていたこともあって非常にアカデミックなのですが、茶目っ気たっぷりに毒を吐いたり(でも、真実なので「うん、うん!」と納得!)もするんですよね〜。その絶妙なバランスが、私は好きだったりします。
そんな工藤先生が声高らかにおっしゃっていたのが「モーツアルトを聴いているだけでなんか情操教育なんてできませんよ!情操教育には絵本が一番なんです!」と第1回目の講義のときに熱弁されていましたが、なんと、そんな先生の発言を裏付ける科学的なエビデンスが出てきました。こちらの記事をご参照ください→★
自分が生きている世界をどのように受けとり、どのように感じているのか?という、自身と向き合うことがカウンセリングそのものですが、ときとして、それには困難が伴います。絵本の中に秘められたメッセージ性をどのように受けとり、どのように自身の感情が動くのか?絵本という媒介を通すことで、自分自身と向き合うカウンセリングという作業を、もう少しリラックスした雰囲気の中でできるのではないだろうか。そんなことを、絵本の勉強をしながら、只今模索中です。
いつか、自分自身のカウンセリングセッションの中でも、絵本を取り入れたい。そんな想いを秘めた私の絵本の勉強は、まだ始まったばかりです。
カウンセリングオフィス プログレス
臨床心理士 向 裕加