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解釈が生み出す不快な反応

札幌市中央区大通にあるカウンセリングオフィス プログレスの向 裕加です。

昨晩、お気に入りのネックレスが切れてしまいました。

たまたま、飲食店のテーブルについていたときに切れたので、失くしてしまうという最悪の事態は免れましたが、私はちょっと嫌な気分に陥っていました。というのも、「何か不吉なことが起きるのでは?」と思ったいたからです。

私たちは、物事や状況を「事実」として客観的に受けとめるよりも、そこに自己流の「解釈」を加えがちです。

先ほどの私の例で説明をすると、「ネックレスが切れた」というのが客観的な事実。それ以上でもそれ以下でもないはずなのに、私は瞬時に「ネックレスが切れるのは何か不吉なことが起きる予兆」という自己流の「解釈」を加えています。この自己流の「解釈」こそが、嫌な気分を生み出している元凶なんですよね。

帰宅後、お化粧ポーチにしまっておいたネックレスを出して、「あぁ、ネックレスが切れちゃったの、ちょっとショックだな。嫌な予感がするんだよね」とぼやいていた私に、パートナーはこんなことを言ってくれました。

「ネックレスが切れたのは、あなたに悪いことが起きる前に、身代わりになってくれたんじゃない?」

パートナーのその一言で、単純な私の気分は復活(笑)。「そっか、そうだよね。そういうことなんだよね!」

「ネックレスが切れた」という事実に、「身代わりになってくれた」という解釈を加えたら、ちょっとホッとしたという気持ちが生じました。そして、嫌な気分とは一瞬でサヨナラできちゃったのです。

物事や状況に対する自己流の「解釈」が、その後の感情や行動などの反応を決定づけています。「視点を変えてみると良い」とよく言いますが、その「視点を変える」というのがここでいう「解釈(事実の意味づけ)を変える」ということ。その「解釈を変える」ことができるようになると、望まない行動や嫌な感情のコントロールも可能になってきます。

ただ、この自己流の「解釈」というものが曲者でして、あまりにも瞬時にしてしまっているために、自分自身では気づくことができず、結果として、望まない行動や不快な感情に振り回されてしまって悪循環のループにはまっちゃっている人は多いと思います。

望まない行動や不快な感情とサヨナラしたいなら、まずは自己流の「解釈」のパターンを把握することが先決です。

あなたを苦しめる自己流の「解釈」のパターン、一緒に発見してみませんか?

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臨床心理士  向 裕加

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