カウンセリングでダイエット?
札幌市中央区大通にあるカウンセリングオフィス プログレスの向 裕加です。
12月と言えば忘年会ということで街中は賑わっていますが、12月〜1月にかけては何かと外食や集まりが多い時期ですよね。楽しい雰囲気に飲み込まれて、食べ過ぎてしまったり、飲み過ぎてしまったりしている人も多いことと思います。私も、間違いなく、そのうちの一人です。
先日、仕事の関係で知り合いになった素敵な女性4人と「今年も頑張った!ご褒美ごはん会」と銘打った忘年会を移転オープンしたばかりのプロヴァンサルキムラさんでしました。お料理もワインもとても美味しくいただき、みなさんととても楽しい時間を過ごさせていただいて上機嫌で帰宅したのですが、レストランで撮ってもらった写真を見て、愕然としてしまいました。なぜならば、顔が真ん丸になっていたからです!
先月の大阪マラソンで膝を痛めたこともあって、しばらくは休足しようと全然走っていなかったのに、あちこちからお声掛けいただいた忘年会に参加して飲み食いしていたら、そりゃぁ太りますよね。しかも、現実と向き合うのが怖いので、体重計にすら乗っていない。顔が真ん丸になるのも当然です。
私自身は痩せたい!という願望が強い方ではありません。適度に筋肉がついていて、引き締まった身体が理想なので、あまり体重やスリーサイズの数字にこだわりはないのですが、オシャレするのが好きなので、気に入った服を綺麗に着こなせる体型をキープするのが、私の理想です。ただ、今の自分はそうではないので、ちょっとした危機感を抱いて、こんな本を購入してみました。
「認知療法」とは、アーロン・ベック博士が考案した心理療法(サイコセラピー)のひとつです。うつ病や不安障害などの精神疾患だけでなく、日常的なストレス対処にも効果的であると科学的に実証されており、今では世界で広く使われている心理療法です。この本の著書のジュディス・ベック博士は、実はアーロン・ベック博士の娘であり、認知療法や認知行動療法の世界的な第一人者です。彼女は、アメリカペンシルバニア州にあるフィラデルフィアの郊外にあるベック認知療法研究所の所長で、研究所ではセラピストの養成だけでなく、クライエントのセラピーも担当している臨床家でもあります。また、ペンシルバニア大学精神科では臨床教授を務めるなど、研究、臨床、教育など幅広い分野で活躍されている方です。そんなベック先生が考案した「認知療法」の理論を用いたダイエットプログラムが、この本で紹介されています。認知療法は、個人の「ものの考え方」にフォーカスを当て、その「ものの考え方」のバランスをとることによって、気持ちや行動をコントロールするという方法。そんな認知療法の考え方をベースに、「ものの考え方」を変容させ「二度と太らない心と体をつくる」ことを目指すのが、この本の狙いです。
本は昨日購入したばかりなので、まだパラパラとしか目を通していないのですが、「訳者あとがき」には、ジュディス・ベック博士自身もこのダイエット法を自ら実践していたというエピソードが書かれていました。私が勝手に師と仰いでいる洗足ストレスコーピイングサポートオフィス(東京)の伊藤絵美先生が、いつもワークショップや研修会で口すっぱくおっしゃることは、「クライエントに実施するのであれば、まずは自分がやってみる!」こと。私も、それはとても大事なことだと思いますし、カウンセリングには「認知療法」の考え方を積極的に取り入れていますが、それをダイエットにどのように活用させるのかは未知の領域なので、まずはこの本を読んで勉強して、自分を実験台に実践してみようと思います。
カウンセリングでダイエット!?
乞うご期待!
カウンセリングオフィス プログレス
臨床心理士 向 裕加