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いいカウンセリングは、不幸中の幸いです。

札幌市中央区大通にあるカウンセリングオフィス プログレスの向 裕加です。

通勤の際は、いつも地下歩行空間を利用しているので、いつもそこで開催されているイベントを楽しみにしています。今日はたまたま【コピージアム2017】というイベントが開催されていました。
ヒット広告や流行をつくってきた名作のコピーや広告が展示されています。懐かしいキャッチフレーズやコピー、広告があって、思わず見入ってしまいました。特に、この広告!

このコピー、覚えていますか?JR東海のシンデレラエクスプレスのCMのコピーなんですよね。

当時高校生だった私はこのCMが大好きで、TVで流れるこのCMを観ながら、一人でキュンキュンしていました(笑)。今観ても、名作だな〜と思います。

さて、そんなことを思い出しながら会場をグルリと回っていたら、こんなコピーが目に飛び込んできました。
「いい予備校は、不幸中の幸いです」…とは一橋学院のコピーだそう。札幌にはない予備校だと思うので、このコピー自体に馴染みや思い入れはないのですが、「なんか、カウンセリングと似てるなぁ」と惹かれるものがありました。

受験生が予備校に行かずして、希望の大学に進学できるに越したことはありません。予備校に行くということはお金もかかりますし、時間も余計にかかりますし、辛い受験勉強をまた繰り返さなければならないことを考えると、「予備校に行くこと」は「不幸」であると言えるのかも知れません。

クライエントとカウンセラーである私との出会いは、できるならば「ない方が幸せ」だと思います。なぜならば、カウンセリングとは、クライエントが人生の中で何かにつまずき、思い悩み、葛藤や問題を抱えているからこそ成立するものだから。そういう意味で、カウンセリングという場面で出会うということは「不幸なこと」なのかも知れません。

ただ、いつも思うことは、この一見すると「不幸」にも思える出会いは、実は「幸せ」への第一歩でもあるということ。カウンセリングを受けて、悩みや問題が落ち着いて、カウンセリングを受けに初めて来たときのことを振り返ったときに「あのときの出会いがあって良かった」と思えたら、カウンセリングという場面での出会いは「不幸中の幸い」にもなり得るでしょう。

「いいカウンセリングは、不幸中の幸いです。」

一人でも多くのクライエントにそう思っていただけるよう、良質なカウンセリングを提供していくことが私の使命だと思っています。40歳を過ぎて、若干、自分の記憶力にいまひとつ自信が持てない今日この頃ではありますが、「いいカウンセリングは、不幸中の幸いです。」とクライエントに思っていただけるような良質なカウンセリングが提供できるよう、先ずは来年の国家試験に向けて、しっかりと勉強をしていきたいと思います!

カウンセリングオフィス プログレス
臨床心理士  向 裕加

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