カウンセリングの回数について
札幌市中央区大通にあるカウンセリングオフィス プログレスの向 裕加です。
朝起きて、窓の外を見てビックリ!一面真っ白じゃないですか!?夜中雪が降ったようで、結構な雪が積もっていました。足元が悪くて、出勤時はピョコピョコとペンギン歩きになっちゃいましたよ。そんな足元が悪い中、今日もクライエントさんたちがカウンセリングにやってきてくれました。なんと、遠くは室蘭から!ありがとうございます。
今日は予約が結構立て続けに入っておりましたが、その合間を縫って、インフルエンザの予防接種を受けに行ってきました!予約をしていたのですが、接種の締切は今日まで。今日行かなければ、確保されていたワクチンは他の人に回ってしまうということもあって、セッションとセッションの間に急いで行ってきました!11時半受付終了のクリニックに、11時25分到着でギリギリセーフ!無事に接種することができました。良かった、良かった!
さて、今日は少しカウンセリングの回数についてお話させていただこうと思います。
カウンセリングを受けるにあたって、恐らく皆さんが疑問に思われていることのひとつに、その回数が挙げられると思います。
「どのくらいの期間通えば良いですか?」「よくなるまでには、何回のカウンセリングが必要ですか?」という質問はよくある質問なのですが、答える側としては結構答えに困る質問です。というのも、カウンセリングの回数はクライエントの問題の内容やその特性によっても異なりますし、クライエントのモーティベーションなどの内的な要因によっても異なってくるからです。なので、一概に「何ヶ月」とか「何回」というハッキリとした答えができませんし、安易に「3ヶ月でよくなりますよ!」と言うのは個人的には無責任だと思っているので、正直に「わかりません」とお答えすることがほとんどです。
が、最近自分の臨床的な経験からすると、継続的に10回くらい通っていただくと、私から客観的に見ても良い方向への変化が現れてきていますし、その変化をクライエントも同じように感じとってくれていることが多いように思います。。
以前、『ティッピングポイント:ビジネスとカウンセリングの共通点』という記事をアップしました。ザックリとした内容をご紹介すると、成果はすぐには上がらないかもしれないけれども、小さなことでも積み重ねていけば、変化(ティッピングポイント)は必ず訪れるのでコツコツと実践することを大事という考え方はビジネスもカウンセリングも同じであるということなのですが、このティッピングポイントがカウンセリングでは10回前後に訪れることが多いといった印象でしょうか。
先ほども言ったとおり、これは「絶対」的な数字ではありませんが、ひとつの目安になるかと思います。実は、本日実施したカウンセリングでも「良い方向へと変わってきたな〜」と感じたクライエントがいましたが、その方のセッションは本日で11回目でした。
カウンセリングの回数とその効果の関連性について本格的に研究してみると、何か面白いことがわかるかも知れませんね!
カウンセリングオフィス プログレス
臨床心理士 向 裕加