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動画を通して理解を深める性暴力被害者のこころ

札幌市中央区大通にあるカウンセリングオフィス プログレスの向 裕加です。

小春日和な日が続いている札幌ですが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか?お休みをいただいていた昨日は、フラっと北海道神宮までランニングしてきました。最近、何かと神頼みが多い私(笑)は、おみくじを引いてきました。結果は「吉」。仕事/交渉/取引は「小さな事はうまくいくが、ここらで内容を固める時。新しい事に手を出すより、本来の仕事を守るべき」とのこと。2017年も最後の2ヶ月となってきて、新しい1年を迎える前にもう少し頑張りたいと思っていたところですが、地道にコツコツとやっていく方が良さそうな感じですよね。気を引き締めていきたいと思います!

さて、先ほどTwitterのタイムラインを斜め読みしていたところ、気になるツイートが目に飛び込んできました。私がフォローしている元キャスターで、現在タレント、エッセイストとして活躍中の小島慶子さんがリツイートしていたカルフォルニア在住の女性のツイートです。

“レイプ被害にあった女性にたいし、「服装に問題があったのではないか」「なぜ助けを求めなかったのか」「飲酒していたから女性にも責任があるのではないか」というような質問がいかに馬鹿げたものであるか。セクシーな服を着ていること、声を上げなかったこと、それらは同意を示すものではありません。 pic.twitter.com/fL3qf0nYDY — Hina🐾 (@DHAOC3)”

是非とも上記のリンクからアクセスして欲しいのですが、皆さんに観ていただきたいのは、このツイートと共にアップされている動画です。

最近、ハリウッドでのセクハラ騒動が注目を浴びていますよね。また、時期を同じくて、日本でもジャーナリストの伊藤詩織さんが『Black Box』という著書を出版されたということもあって、性暴力被害について今まで以上にクローズアップされています。また、#Me Too というハッシュタグとともに、被害者が声を上げるという動きが出てきています。その一方で、性暴力の被害を受けたのは、上記のHinaさんのツイートにもあるように、被害者側にも責任があるという見方が根強くの残っているのも事実であり、性的暴行の被害者に対する理解は深まっていないように思います。

この動画はトレーシー・ウルマンという女性コメディアンの番組の一場面。強烈に皮肉っていますが、かなり説得力があるので、男女問わず観て欲しい動画です。Hinaさんが苦労してつけてくれたキャプションも、的確な和訳でわかりやすいのもポイントです。

性暴力被害においては「被害者にも責任がある」という社会的な風潮がその背景にあるせいか、「責められるのでは?」という思いから、相談することを恐れたり、警察に行くことができない女性はたくさんいるのも事実です。そのような性的暴行の被害者の心に寄り添うことができるよう、社会全体で少しずつ理解を深めていけると良いですよね。

安心して語れる安全な場を確保した上で、第三者の客観的な視点に基づいた「あなたは悪くない」という言葉による保障は、肉体だけでなく精神的にも傷つけられた被害者のこころの回復の第一歩です。もし、あなたが被害者のひとりで、誰にも話すことができずに悩んでいるようでしたら、勇気がいることかもしれませんが、カウンセリングを受けて少しずつ心の整理をしてみませんか?カウンセリングオフィスプログレスが、あなたの心の回復をサポートします。

カウンセリングオフィス プログレス
臨床心理士  向 裕加

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