札幌市中央区にあるカウンセリングオフィス プログレスの向 裕加です。

昨晩、東京に住む高校時代からの友人から電話がありました。彼女の家族の相談にのっていたのですが、話を聴きながらあれこれ考えていたせいか、脳が活性化してしまったようで、ベッドに入っても一向に眠れそうな気がしませんでした。

恐らく、誰にしもこのような経験はあると思いますが、みなさんはどのような工夫をしていらっしゃいますか？

古典的なところで言えば「羊を数える」ことでしょうか（笑）？「寝る前にホットミルクを飲むと良く眠れるよ〜」ということも、よく聞きますよね。カナダ留学時代のホストファミリーのお母さんは「カモミールティーを飲んだら良いわよ〜」と、カモミールというハーブが不眠には効くと教えてくれました。

みなさんは「シャッフル睡眠法」という眠りに落ちる方法をご存知でしょうか？実は、私も数日前に初めて知ったのですが、フォーブズ誌やニューヨークタイムズ、CBC放送など多くの欧米メディアで取り上げられている、今話題の睡眠方法です！

詳細については、『これなら眠れる「シャッフル睡眠法」カナダの学者が考案、欧米で評判』という記事をご参照いただきたいのですが、ざっくりとした方法をお伝えすると、ランダムに言葉のイメージを頭の中に浮かべるのみ。ね、簡単でしょ！？しかも、お金もかからないので一石二鳥です。

数日前から、私もこの方法を試しているのですが、結構、いい感じで眠たくなります！日中にもやってみましたが、やっている途中で危うく寝てしまいそうになったので、慌ててストップしました。

もともと、カナダの学者が考案した方法なので、英語をベースにして考えられているのですが、私は上述した記事に提案されているように、目を閉じてから、「あ・い・う・え・お」順にその仮名からはじまるものやことをイメージするようにしています。早いときは、か行の途中くらいでいい感じの眠気が誘発されることがありますよ。

この方法を考案した認知科学者のリュック・ボードウィン博士は、カナダはブリティッシュ・コロンビア州にあるサイモン・フレーザー大学の教授。私が進学する際、最後の最後まで、ブリティッシュ・コロンビア大学とサイモン・フレーザー大学のどちらに行こうか、かなり迷ったという経緯があります。結局、私はブリティッシュ・コロンビア大学を選んだのですが、サイモン・フレーザー大学も、とても魅力的な大学。そんなサイモン・フレーザー大学の教授が考案した方法だということもあって、ちょっと贔屓目に見ているところは確かにあります（笑）。

でも、この方法は、いつどこでもできるという意味でとても手軽ですし、何よりお金がかからないのでコスパが良い！最初からうまくいくことはないと思うので、コツをつかむまで、ちょっと気長に練習する必要はあるかも知れませんが、頭の中で簡単にできて、その上タダなのだったら、試さない理由はありませんよね！

もし、「あー、なんだか、今日は眠れないなぁ〜」という日や寝つくまでややしばらく時間がかかってしまうことを悩んでいるという方には、是非とも、トライしていただきたい睡眠法です。

カウンセリングオフィス プログレス
臨床心理士　　向　裕加