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人材不足とメンタルヘルス対策

札幌市中央区大通にあるカウンセリングオフィスプログレスの向 裕加です。

昨日の朝、久しぶりに北大の構内でランニングをしました。
北海道マラソン以来、初めてのこと。何だか、随分、前のことのような気がします。この辺りは、ゴールの2キロくらい手前の地点ということもあって、いつも朦朧としていて、あまり記憶がありません(笑)。まあ、それも思い出ということでしょうか。

北海道マラソンを完走することができてホッとしているせいか、燃え尽き感が半端ない今日この頃。北海道マラソンを完走できたらご褒美として購入することを決めていたランニングウォッチ(写真左)が届いたのにもかかわらず、いまひとつテンションが上がりません。
次のレースは11月26日に開催される大阪マラソン。スポーツの秋を良い記録で締めくくりたいと思っているので、そろそろやる気スイッチをONにできたらいいな〜と思っています。

さて、先ほど、高校の同級生から久しぶりに連絡がありました。彼が院長として勤める病院で専門性の高い職種の職員さんが退職されるとのことで、私に誰か良い人を紹介してくれないか?という相談でした。私の知り合いにその専門職で紹介できるような方がおらず、残念ながらお役に立つことができませんでした。

私も昨年からある会に所属するようになって、経営者の方たちと接する機会が増えたのですが「求人を出しても応募すらない」「採用しても辞めてしまう」などと嘆いておられる方が、非常に多いことに驚かされます。また、経営者の方から従業員のメンタルヘルスについて、コンサルテーションをお願いされることも最近増えてきているのですが、私のところへ相談へやってくるときには、既にメンタルヘルスの不調がかなり進行しているような状態で、少なくとも休職しなければならない状況にあったり、頑として退職しかないと心に決めているくらいまで追い詰められていたりすると、お力添えしたくても、それがなかなか難しく、私自身も心苦しく思うことがあります。

休職者や退職者が発生するなどの問題が大きくなってからの対処には、できることに限界がでてきます。だからこそ、問題がなくても、日頃から予防的な観点で従業員のストレスマネジメントやメンタルヘルスに対する意識づけが大切ではないでしょうか。また、従業員のために必要な心理的支援体制を整えている企業とそうでない企業では、働く上での「安心感」や「心強さ」といったところでも大きな違いが生まれると思います。「自分たちのために、会社はこんなに考えてくれているのだ」と思えると、働く人の会社に対するロイヤリティ(忠誠心)が向上すると言われていますし、その会社で働くことの魅力の一つにもなり得る可能性があると思います。

ですから、従業員が辞めない職場づくりの一環としてメンタルヘルス対策に取り組むことは、ますます深刻化するであろう人材不足の波にのみ込まれないためにも、経営者の方たちには是非とも検討していただきたいところ。私も、そのような経営者の方たちのために、臨床心理士としてお役に立てることには、どのようなことがあるだろうか?ということを様々な角度から考え、積極的にご提案していくことができたらと思っています。

カウンセリングオフィス プログレス
臨床心理士  向 裕加

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