札幌市中央区大通にあるカウンセリングオフィス プログレスの向 裕加です。

STVでのお仕事を終えてオフィスに戻るときに大通公園を通ったら…

なんと、28℃もありました！この数字を見て、ちょっとクラッときちゃいました。北海道の夏はお盆まで…と言われていましたが、今となってはそれは都市伝説になりつつありますよね。

暑いのが苦手なくせにエントリーしてしまった北海道マラソン。猛烈に後悔している最中ではありますが、とにかく暑い日に走ることで身体を慣らせようと、この前の日曜日に一人で20kmの練習をしてきました。

この日の空には入道雲みたいな雲があって、まるで真夏が戻ってきたかのような空でしたが、新川通（写真）ではとんぼが飛んでいました。道沿いには秋桜も咲いているし、夏なんだか秋なんだかよくわからない感じでしたが、やはり陽射しがとても強くて、うっかり日焼け止めを塗り忘れた私の腕は、さらに色が濃くなってしまいました（涙）。

コースをなぞって20kmほど走って、北大の南門を抜けたあたりでこの日はゴールとしました。今のところ、日曜日の最高気温は27℃。スタート時点での気温も21℃の予想になっていて、かなり厳しい状況下での42.195kmになりそうです。2年前に完走したときと比べると、かなりの準備不足な上に、この暑さ。完走すら危ういような状態ではありますが、行けるところまで一歩一歩着実に足を前に運んでいきたいと思います。日曜日、ここまで戻ってこれるといいなぁ。

ここ１週間でカウンセリングを受けにきてくださったクライエントさんたちは、偶々半年以上のお付合いになっているクライエントさんが数名お越しくださっていたのですが、カウンセリングをしていて「初めて来たときと比べて、随分、変化したな〜」とひしひしと感じました。

それぞれの方の悩みは全然異なりますが、家族関係が良い方向に変化したり、人間関係が楽に感じられるようになったり、新たな挑戦に踏み出すことができたり、適切な自己主張ができるようになったり、感情とうまく付き合えるようになったり…と、確実に変化してきていることをクライエントさんたちご本人も実感することができているようです。

カウンセリングを受けたことがない方がほとんどなので、皆さん最初は半信半疑でやってきます。また、カウンセリングを受けたからといって、何かがドラマチックに変化するようなことはありません。少しずつ、しかも、自分でも気づかないくらいの小さな変化が積み重なっていくことで、はじめて「変化した。変わっていた」という実感に繋がっていくのですが、ここまでたどり着くには時間がかかりますし、どのくらいの時間がかかるのかを残念ながらカウンセラーである私自身も予測することができません。

本当に地道な作業だと思いますが、カウンセラーである私を、そして、何よりも「変化できる人間である」という自分自身を信じてカウンセリングを継続し、一歩一歩足を前に運んできた結果が「以前よりも楽に生きることができる感覚」となってクライエントさんたちに現れてきていることを、私も自分のことのように嬉しく思っています。

「これからの人生、どうやって歩んでいこう？」と、クライエントさんたちは皆不安を抱えてカウンセリングをスタートしていると思いますが、それぞれのペースで足を前に運び、少しずつながらもそれぞれのゴールに近づいて行っている姿を目の当たりにした、この１週間。「北海道マラソン、１年半ぶりのフルマラソン、本当に走れるのかな？」と不安を抱いていた私にとっては、クライエントさんたちの前に進もうとする勇気とその前進が、気持ちの上で良い後押しとなったような気がしています。

42.195kmを走る長い旅。辛くなったら、クライエントさんたちのことを思い出そう。そして、クライエントさんたちと一緒に走ろう。

クライエントさんたちのプログレスは、私のプログレス。

日曜日、クライエントさんたちと一緒にゴールできますように。