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7月のお知らせと雑感

札幌市中央区大通にあるカウンセリングオフィス プログレスの向 裕加です。
気がつけば、既に7月。2017年も半分が終わり、後半に突入してしまいましたね。バタバタとしているうちに、最後のブログエントリーから10日以上も経ってしまいました。大変申し訳ございません!今年の夏は暑くなるという長期予報となっていますが、今のところ、7月に入っても札幌はパッとしない天気が続いていますよね。気分だけでも夏を先取りしたくて、オフィスのデスクの上に小さいながらもひまわりを飾ってみました。

さて、まずは7月のお知らせをさせていただきたく思います。

カウンセリングオフィスプログレスは火曜日から土曜日までの営業で、日曜日と月曜日に定休日をいただいておりますが、7月は東京で開催されるワークショップに出席のため、2日ほど臨時休業日を設けております。7月14日(金)・15日(土)の両日は通常の定休日に加えてお休みとなりますので、ご了承くださいませ。よろしくお願いいたします。

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定期的にお越しになってくださっているクライエントさんがおられます。職場の人間関係でお困りとのことで、カウンセリングをご希望された方です。毎回、一緒に働いている方とのやりとりでお困りになっていることをお話し下さるので、それについてカウンセリングしていたのですが、私自身は自分の対応がどこか上滑りな感じがしていて「本当にこのクライエントさんの悩みに応えることができているのだろうか?」と、セッションが終わるたびに、そう感じていました。

先日、そのクライエントさんがお越しになりました。セッションの始まりは、いつものように職場の人間関係についてだったのですが、その日はちょっとだけ違いました。「周りに流されて生きてきて、そこに主体性はなかった。本当に自分は何をやりたかったのだろうか?それを考えないことには、この先やっていけないのではないかと思う」と自らの想いを語り始めたのです。半年以上かかって、ようやくこのクライエントさんの本質的な悩みが浮き彫りになった瞬間でした。

カウンセリングには時間がかかります。クライエントさんから持ち込まれる「問題」は、ご本人が意識されている本質的な問題のほんの一部分でしかありません。また、そのような本質的な問題を打ち明けることができるまでには、しっかりとしたクライエント=カウンセラー間の信頼関係の構築が不可欠です。カウンセラーだからといって、最初から全てのことを話すことができるかというとそうでもありません。「この人になら、受けとめてもらえるだろう」という感覚をクライエントが持つことができて初めて、本質的なカウンセリングがスタートするのだと思います。

ここに来るまで、半年以上かかりました。時間はかかりましたが、焦らずにじっくりとクライエントさんに向き合うことで得ることができた信頼関係を基盤に、クライエントさんが納得できるゴールにたどり着くことができるよう伴走していこう。そう決意を新たにした1日でした。

カウンセリングオフィス プログレス
臨床心理士  向 裕加

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