札幌市中央区大通にあるカウンセリングオフィスプログレスの向 裕加です。

今日の朝、こんな光景を見かけました。

我が家のリオとルナ。リオが上がっているのは、実は冷蔵庫の上です。ここにスペースがあるのにはまだ気づかれていない…と思っていた矢先の出来事で、「ついに見つかってしまったかぁ…」というのが本音。最近、本当に「え!?」と思うようなことをすることが多くなった２人に、母さんは振り回されっぱなしですが、それでも２人の成長は嬉しかったりするものです。

さて、先日、私が所属する北海道中小企業家同友会の地区例会に参加してきました。その例会の講師は、マジック・コンシェルジュのスペンサートリックスさんでした。スペンサートリックスさんは、マジックをするのはもちろんのこと、潜在意識セラピストとしてもご活躍されていて、簡単なマジックを通してのコミュニケーション術を企業研修やセミナーで行っているという方です。

例会の中で、特にうーん！とうなってしまったことがあります。

みなさんは、「0.99」と「1.01」の法則を知っていますか？

例えば、何かをするときのベースラインを「１.00」と考えます。「0.99」はちょっと手の抜いた状態、「1.01」はちょっと頑張った状態。ちょっと手の抜いた状態で365日過ごしているのと、ちょっと頑張った状態を365日続けると、365日後にはどの程度の違いが生まれるでしょうか？

0.99^365 = 0.0255179645
1.01^365 = 37.7834343

ちょっと手を抜いた状態とちょっと頑張った状態の間には、約38倍の違いが生じるんですよ！これは驚きですよね。

ちょっとした頑張りでも、コツコツと続けると大きな力になるということ。ここでのポイントは「ちょっとした頑張り」というところだと思います。すごく大きなことじゃなくてもイイんですよね。現在の自分に備わった力よりは”ちょっとだけ上”のことにチャレンジしていくこと。その積み重ねこそが変化の鍵を握っているのだと思いました。

カウンセリングも然り。大きなチャレンジに挑んだりする必要はありません。小さいながらも、ちょっと頑張れることを積み重ねていく。最初のうちは気づかないくらいの変化しかないかもしれませんが、時間の経過とともに、変化の大きさに気づいていくことができるようになります。

ちょっとした頑張りが、将来の大きな力につながっていく。

「0.99」と「1.01」の間にあるのは、わずか「0.02」の違いですが、その違いがわかる人間でいたいなぁ〜と、しみじみと思いました。

カウンセリングオフィス プログレス
臨床心理士　向　裕加