まじめな人にこそオススメしたいカウンセリング
札幌市中央区にあるカウンセリングオフィス プログレスの向 裕加です。
先月、ライターの雨宮まみさんが亡くなったことをインターネットのニュースで知りました。彼女が執筆した雑誌に掲載されていたコラム記事を何度か読んだことがあって「面白いな〜」と思っていたのですが、実際に本を買ったことはありませんでした。たまたま、先日フラリと立ち寄った書店で彼女の新しい本が目に留まり、購入を即決。というのも、タイトルがインパクトあり過ぎました。
私の過去の経験からしても、カウンセリングにいらっしゃる方は基本的に「まじめ」な方が多いです。そして、頑張り屋さんで、かつ、優しいんです。
だからこそ…
「このくらい自分で解決しなければならない」
「こうなったのは、自分の努力が足りないからだ(もっと努力しなければ)」
「こんなことを愚痴ったら、相手が嫌な気持ちになってしまう」
「周りに心配をかけさせたくない」
「私以上に大変な想いをしている人は5万といる!それと比べたら自分の悩みはちっぽけなものだ」
…etc.と考えて、問題や悩みを自分の極限までひとりで抱え込んではダウンしちゃうケースが多いようです。
「まじめ」であること、頑張ること、優しいことが悪いわけではありません。むしろ、これらはその人の素晴らしい個性であると思います。しかし、このような人たちが日々生きづらさを感じるのは、エネルギーを投じる方向性がちょっと間違っているような気がします。
実は、その背後には、その人独自の物事の考え方や捉え方のクセが存在していて、それは気づかないところで悪さをしているんですよね。そうやって間違った方向へとエネルギーが投じられているので、悩みや問題がうまく解決できないのも無理はありません。
ですから、その考え方や捉え方のクセを知り、エネルギーを投じる方向性の軌道修正をすることができれば、今よりもずっと肩の力を抜いて、ラクな気持ちで生きることが可能になります。その軌道修正をお手伝いするのが、私の役目、そして、カウンセリングの重要な目的だと認識しています。
本の帯にあるように「泣きそうなほど努力してるのに、なんにもうまくいかないんですけど!?」という「まじめ」で「頑張り屋」で「優しい」人にこそ、カウンセリングを受けてみてもらいたいです。希望の光が見える…かも?
カウンセリングオフィス プログレス
臨床心理士 向 裕加