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できることを、できるときに、できるだけ

札幌市中央区にあるカウンセリングオフィス プログレスの向 裕加です。

今日は綺麗な青空が広がっている札幌ですね。昨日の夕方から夜にかけてのPM2.5騒動もなんのその。綺麗な澄み渡ったどことなくひんやり感の漂う空気が、心地よい1日です。先ほどまでSTVでお仕事だったので、オフィスに戻る際には大通公園の近くを歩いてきたのですが、オータムフェストを楽しむたくさんの人で賑わっていましたよ。

さて、そんな澄み渡った青空が広がった今朝、私は朝4時起きでボランティアバスの点呼係として札幌駅に行ってきました。
高校の同期が中心になって運営している「いのちをつなぐチャリティマルシェ」が、札幌と南富良野町を毎日往復する「ボランティアバス」を、10月2日まで運行しています。当初は19日までの予定でしたが、台風10号で被害の大きかった南富良野町で引き続き支援が必要とのことで2日まで延長することにしたという経緯があります。

私自身は、ボランティア活動に熱心な人間ではありません。どちらかというと消極的。というのも、熱心に活動している方たちの熱意と行動力を尊敬する一方で、彼らと私の間に生じる温度差のようなものに圧倒される気持ちが正直ありました。ですが、私のFBに上がってくる南富良野町の写真やボランティア活動に行った方たちの感想などを目にするたびに、行動することを躊躇っている自分の胸がチクリと痛みました。

そんなとき、運営スタッフとしてボランティアバスの点呼係を募集していると知りました。三連休、キャンプに行く予定がキャンセルになって時間の余裕はできた。現地に行くことはできないけれども、そのくらいしかできないけれども、それが誰かを支える力になれば…と思って手を挙げました。
ボランティアバスに乗る方をお迎えするときは、写真のようにまだ真っ暗です。お化粧する時間が惜しい私は、ベースボールキャップを深々と被ってのスッピン対策。お見苦しい限りですが、暗いのが救いですね(笑)。

公共交通機関も動き出していない時間帯にボランティア活動をしようと集まってくれる人がいるんです。みなさん、私よりもずっと早くに起きて出掛ける準備をしていることでしょう。それにもかかわらず、みなさん、爽やかに挨拶してくださるんですよね。そんなみなさんに、私はいつも清々しい気持ちにさせてもらっています。

「できることを、できるときに、できるだけ」

お知り合いの女性がおっしゃった言葉。今まで引っかかっていた何かがストンと落ちた瞬間でした。

ボランティアやサポートというと、何か肩に力を入れて気負ってやらなければならない…という先入観があって、そうできないのであれば他人に迷惑をかけるだけと思い、行動に踏み込めない自分がいました。でも、今の自分ができることを、できるときに、できる範囲の中でした方が、何もせずにいるよりはマシなんですよね。小さなことかもしれないけど、その積み重ねが大きな力になり得る可能性があるのだとしたら、その可能性を信じてみても良いのではないかと思います。

ひとりの力ではどうにもならないことでも、その数が大きくなれば、動かせるものもある。

そんなことを肌で感じて、良い経験をさせてもらっていると感じています。

10月2日まで、あと10日ほど。

「できることを、できるときに、できるだけ」

以下は、いのちをつなぐチャリティマルシェFBページからの転載です。
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【10月2日まで再延長決定!!引き続き募集とお願い】
いのちをつなぐチャリティマルシェでは、台風10号により被害の大きかった北海道南富良野町に向けて、札幌からバスを出すこととしました。
これまで、チャリティマルシェでは、北海道の生産者の協力のもと、彼らが無償で野菜などを提供していただくことにより、東日本大震災で被災した東北の皆さんへの支援を行ってきました。
この秋の開催に向けて、準備を進めてきたところですが、その支援してくれた北海道内の生産者がピンチのときに、東北のために協力してくれ、ということは、お願いすべきタイミングではありません。
すべてはひとりのために。
ひとりはすべてのために。
今回のチャリティマルシェは、こういう形で、北海道への支援を行おうことといたしました。
9月4日(日)から10月2日(日)まで、
毎日、札幌市内から、被害の深刻である上川管内南富良野町へボランティアをお送りするバスを出すことにいたしました。
受け入れは、南富良野町ボランティアセンターと調整し、要請を受けてのことです。
【①ボランティアに行ける人を募集します。】
 体があいている方。夏休みの学生さんなど。ぜひ、お力を貸してください。
1 行程 
 5:15 札幌駅北口ツアーバス乗降所(東通北口寄り)
 5:30 出発
 8:00 南富良野町民体育館 
      ボランティア受付
 9:00 作業開始
 15:00 作業終了
 16:15 現地出発
 19:00 札幌帰着
 (道路の混雑状態により、時間は左右します)
 ※ 長期での滞在が可能な方は、ご相談ください。
2 作業内容(現時点)
  家屋掃除
3 持ち物:
 作業服、タオル(複数)、昼食、飲み物、タワシ、マスク、長靴、ウインドブレーカー(ヤッケ)、自分の汚れ物を入れる大判ゴミ袋
4 ボランティア保険
・ボランティア活動保険天災タイプにご加入の上お越しください。加入は活動の前日までに各区・市町村の社会福祉協議会で行えます。
・ケガ、事故などについては自己責任となります。
5 その他
・食事、宿泊場所などご自身の生活に関わることは、ご自身でご用意ください。
6 費用 学生:無料、社会人:4000円(資料代として)
7 長期滞在
ボラセンで用意いただいていた宿泊場所は、21日をもって終了となります。
今後泊りがけで参加を希望される方は、以下の場所をご自身で確保されてください。
①町内の宿泊施設(いずれも営業中)
・旅館なんぷてい
南富良野町幾寅966
電話:0167-52-2733
・民宿岩本
南富良野町字幾寅市街
電話:0167-52-2330
・坂井旅館
南富良野町字幾寅
電話0167-52-2303
②町民体育館の駐車場内にテントで野営
(場所については、ボラセンの指示に従ってください。)
長期滞在希望の方は、あらかじめご連絡ください。また、申し込み後、日程の変更がある場合は、必ずご連絡ください。
8 参加希望の方
①、②のいずれかから、前日17時までにお申し込みください

① 以下のフォームから必要事項を記載の上、お申し込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScaj8azf0qVcquZg5466uVpz6mYc379vy37GoEga-rZS9WCQQ/viewform
② 氏名(ふりがな)、年齢、電話番号、宿泊希望の有無を記載の上、下記メールアドレスにご連絡をください。
allforhokkaido@gmail.com
9 主催
 いのちをつなぐチャリティマルシェ
 NPO法人震災リゲイン
10 その他
 今回のバスチャーターは、あくまで交通手段の確保のみです。
 ボランティアセンターも立ち上げたばかりですので全て自己責任、自己完結できる方のみの募集です。こちらで責任も保険ももてません。自分で困っている方を探すつもりで来てください。
【② 今回のバスチャーター費用の義援金を募集します。】
 今回のバスチャーターは、費用のメドがないなかで、被災地のニーズにこたえ、早急に対応しなければならないという、完全な見切り発車です。8日間のチャーターで100万がかかる予定です。
 また、寄付金の状況によっては、チャーターの延長も検討できるところです。
 直接的に支援に行けない方、どうかサポートしていただけないでしょうか。よろしくお願いします。
 寄付金の管理は、特定非営利法人震災リゲインが行い、今回の災害に寄付いただいたお金は、すべて台風10号被災地の支援のために使います。
[ゆうちょ銀行から]
記号番号00160-6-387514
トクヒ)シンサイリゲイン
[他行から]
ゆうちょ銀行
店名 〇一九(ゼロイチキュウ)
店名 019 当座 0387514
トクヒ)シンサイリゲイン
※コメントに「南富良野支援」といれていただけると助かります。
どちらも、どうぞよろしくお願いいたします。
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臨床心理士 向 裕加

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