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ストレスチェックを有益なものにするために

札幌市中央区にあるカウンセリングオフィスプログレスの向 裕加です。

今日はSTV(札幌テレビ放送)でお仕事でした。STVからオフィスへ戻る途中、蒸し暑かったことく加えて北菓楼の前を通ったこともあり(確信犯?)、ソフトクリームを食べようと引き寄せられるように店内へ。北菓楼では定番のバニラのソフトクリームの他に、月限定のフレーバーがあるのですが、9月はなんと私の好きなマロン(栗)ではないですか!?いつもは優柔不断な私ですが、今日ばかりは即決!
栗の味はふんわりとしていて優しい感じで、甘さは後を引かないサッパリめ。お値段は308円(税込)なのですが、下までみっしり入っているので食べ応え抜群でした!お腹いっぱいになりましたよ〜。

店内のベンチで座って、美味しいソフトクリームを食べながら大好きな人間ウォッチングをしていたら、「えー!?」と驚く場面に遭遇したせいか、なんとiPhoneをベンチに忘れてきてしまったのでした!オフィスに戻る途中で気づいて、北菓楼に引き返したのですが「なかったらどうしよ〜!?」と半べそ状態。でも、ちゃんと見つかってホッと一安心です。あー、よかった!

さて、前置きが長くなってしまいましたが、本題に入りたいと思います。

先ほどもお話させていただきましたが、今日はSTVでお仕事でした。STVで一緒にお仕事をさせていただいている保健師さんは、10年以上も前から、とてもメンタルヘルス関連の問題に熱心に取り組んでいらっしゃる方です。その保健師さんの提案で、社内で異動があった際は、異動後2〜3ヶ月後に必ず私と面談をして、メンタルヘルスの状態のチェックをするという制度を整えて下さいました。これを始めた頃は面談を渋る社員さんも多かったのですが、数年続けるうちに徐々に社内のシステムとして定着し、今では対象となっている社員の方はとても協力的です。

異動となって新しい環境や仕事にうまく適応することができず、メンタルヘルス上の問題を抱えている社員さんを早期に発見することが可能になりました。その方の状態に応じて保健師さんにフォローしてもらったり、医療機関を紹介したりするなどの対処をしてきたので、問題が大きくなる前に対応することが可能になりました。これは本人にとっても会社にとっても、メリットが非常に大きいと思っています。

メンタルヘルスの不調の早期発見、早期対応が重要なことは、以前からブログで何度となくお伝えしています。2015年の12月から、労働安全衛生法の一部改正により職場におけるストレスチェックの実施が義務化となりました。これは、もちろんメンタルヘルス不調を未然に防ぐ取り組みのひとつです。

ただし、制度として、なかなか難しい側面があるのも事実です。

ストレスチェックの結果は、検査を実施した医師や保健師等から直接通知が届くような仕組みになっており、受検者の中で特に「高ストレス者」と判定された人には、医師や臨床心理士による面談を実施するよう促されます。

が!

これは「必ず受けなければならない」というものではありません。高ストレス者からの「申し出があった場合」という条件があります。ですから、本人からの「申し出があった場合」には医師や臨床心理士による面談指導を実施するのが企業側の義務となるわけですが、「申し出がなかった場合」は「高ストレス者」と判定されてもスルーされるということなのです。

ストレスチェックの義務化がされてから9月が経過していますが、中央労働災害防止協会が公表している統計によると、この面談を希望する人の割合は全受検者のうちのたった0.4%!1000人規模の会社なら、たったの4人しか医師や臨床心理士との面談を希望しないということになりますが、このストレス社会、高ストレス者がそんなに少ないわけがありません。

企業においてメンタルヘルス対策が進まないひとつの要因に、メンタルヘルスの不調が会社にバレることで人事の評価に繋がってしまうのではないか?という従業員側の不安があります。ストレスチェックを導入するにあたり、事業者(企業)にはストレスチェックの結果等については、守秘義務があるので、本人の同意がない限り情報を提供することは禁止されています。しかし、未だにそのような不安を抱いている従業員は大勢いるのも事実です。「会社が雇っている医者(臨床心理士)と面談したら、会社のメンタルヘルスの不調がバレてしまうかも!?」そう思ったら「高ストレス者」だと判定されて気になっていたとしても、なかなか「じゃぁ、面談に行ってみよう!」というようにならない気持ちも、なんとなくわかるような気がします。

ストレスチェックは、あくまでもメンタルヘルスの不調を未然に防ぐために作られた制度ですから、「高ストレス者」という判定は「何らかの対策をしないと、いずれメンタルヘルスの問題にぶち当たりますよ」という警笛にしか過ぎません。つまり、「高ストレス者」と判定された方には、まだ対策を施す余地があるということ。気づきは改善のための重要な第一歩です!

「ストレス対策をしていきたい!メンタルヘルスについても、しっかり考えたい!でも、やっぱり会社が契約している産業医や臨床心理士のところには行きにくいな〜。信用できないな〜」ということでしたら、当オフィスのような外部機関を利用するという選択肢もあります。

どのような状況や場面でストレスを感じやすいのか、ストレス状況下におかれたときの考え方の癖や行動パターンを分析し、ひとりひとりの能力や個性を活かしたようなストレスの対処方法を一緒に考えることで、メンタルヘルスの改善と向上をサポートします。

身体もこころも、自分の健康を守ることができるのは、会社でもなく、家族でもなく、最終的には他ならぬ「自分」です。「会社のストレスチェックでひっかかったけど、何となく会社が契約する医師や臨床心理士と会うのには抵抗がある。でも、自分でも何らかのストレス対策をした方が良いと思うし、心身ともに健やかでいたい」ということでしたら、どうぞお気軽にご相談ください。

あなたの「こころの健康」を全力でサポートします!

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臨床心理士  向 裕加

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