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気まずくならないためのちょっとしたコツ

札幌市中央区にあるカウンセリングオフィス プログレスの向 裕加です。

オフィスが入っているビルの近くにジュピターという輸入食品を扱うお店があります。今朝、このお店の前を通りかかったとき、Dr. Pepperが売られているのを見かけました。あまり札幌でこの商品が売られているのを見かけることはありませんが、みなさんはDr.Pepperをご存知ですか?

Dr.Pepperとは、これです、これ!

(画像はお借りしました)

簡単に説明すると、Dr.Pepperはコーラのような炭酸飲料。私がこの飲み物に出会ったのは、忘れもしない16歳の秋。留学先のカナダの高校に設置されていた自販機で、Dr.Pepperを初めて目にしました。初めて目にする飲み物。みんな美味しそうに飲んでいるので、私も試しに買ってみたのですが…初めて口にしたときの感想は「何、これ?薬みたいな味がする。マズイ!」。

それが、その後何度か口にしているうちにマズイが美味しいに変わり、今ではすっかり大好きになってしまったDr. Pepper。ですが、周りでDr. Pepperを飲んでみたことがあるという日本人に感想をきいてみると、大体「マズイ!」という答えが返ってきます。個人的には大好きなので、この良さをわかってもらいたいところなんですけどね〜。

なぜ、このような話をしたかというと、会話が盛り上がっているにもかかわらず、相手との好き嫌いの好みがハッキリと分かれてしまったとき、気まずい思いをした経験がある方は多いのではないかと思ったからです。私のように食いしん坊な人間は、同じような食いしん坊の人と食べ物の話題で盛り上がることが多いのですが、Dr.Pepperのような癖がある食べ物や飲み物は好みがハッキリと分かれますよね?例えば、パクチーとかルートビア、セロリやブルーチーズあたりなんかは、人によって好き嫌いがハッキリと分かれる食べ物/飲み物なんかじゃないかと思います。

「パクチー、めっちゃ美味しいですよね〜!」と言ってる人に「あんなマズイもの、食べれたもんじゃない!」と正直な気持ちをぶつけてしまったら、場の雰囲気が台無しになってしまうだけでなく、相手に不快な思いをさせてしまいますよね?でも、自分の気持ちには嘘をつきたくないので、相手の「めっちゃ美味しい!」には同意できない。(ちなみに、私はパクチーLOVEな人間です!)今日は、そんなときに気まずくならないためのちょっとしたコツをお伝えしたいと思います。

初対面だけれども、食べ歩きが好きという共通の趣味を持っていることで話が盛り上がっていたAさんとあなた。話題はどんどん広がっていき、話題はチーズのことになりました。Aさんは「大抵のチーズは美味しく食べることができるんですが、どうもブルーチーズのあの匂いだけは苦手で食べれないんですよね」と言っています。でも、あなたはチーズの中でもブルーチーズが特に好き(これ、私です。笑)!

大人なので「いや〜、私、ブルーチーズが大好きなんですよ!」と言ったとしても喧嘩にはならないでしょうが、多分、盛り上がっていた会話のテンションを継続することは難しいでしょう。また、相手の気持ちに共感を示したつもりになって、「実は私も苦手でして…」などと相手に合わせた返答をしても、このような見え透いた嘘は簡単に見破られるもの。そうなると気まずくなりますよね。では、どのように応対すれば良いのでしょうか?

簡単です、相手の気持ちに共感できる第三者を登場させるだけ!

先ほどの例でいうと「ブルーチーズはチーズの中でも特に匂いにクセがあるチーズですから、確かにブルーチーズが苦手な方は多いですよね〜」というような感じで応対するのがコツ。ここでは「そういう(苦手な)人は多い」というのが第三者になります。「嫌いな人の気持ちもわかる」と共感を示されたAさんは「自分のことを理解してもらえた」と自己肯定感を抱きますし、あなたは自分の気持ちに嘘をつかずに済む。お互いに心理的な負担が少ない、実にスマートなコミュニケーションのとり方だと思います。

そんなに難しくはないので、是非とも日常生活の中で実践してみてください。

気まずくならないためのちょっとしたコツでした。

カウンセリングオフィス プログレス
臨床心理士  向 裕加

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