企業におけるメンタルヘルス対策は「投資」です!
札幌市中央区にあるカウンセリングオフィス プログレスの向 裕加です。
暑い日が続いていますね!もう、口から「暑い」という言葉しか出てこないくらい、私は暑さにやられています。みなさんも、くれぐれも熱中症や脱水にならないようお気をつけ下さいね。
今日はオフィスの定休日なのでお休みをいただいておりますが、お昼に先日お会いしたキャリアコンサルタントの方とランチをご一緒させていただきました。
その方はキャリアコンサルタントというお仕事をしているので、当然、働くことに関する相談に応じていらっしゃるのですが、やはり仕事の関する悩みとこころの問題は切って切り離せないものであるとおっしゃっていました。実際に、私も企業で従業員の方に対するメンタルヘルスのカウンセリングを実施していますが、同じことを日頃から感じています。
「仕事にプライベートを持ち込まない」ことが、仕事ができる人の必須条件のような話が巷でよく話題になっていますよね。でも、人は連続性の中で生きている存在である以上、仕事とプライベートをきっかり切り離すことはそもそも不可能なこと。
妻(旦那)とうまくいっていない、子どもが不登校になってしまった、親の介護をしなければならない...etc. プライベートでの悩みを抱えたまま仕事に取り組んだところで、生産性は上がりません。むしろ、ミスなどが出てしまい、生産性を下げてしまうこともしばしばです。その逆も、また然り。仕事でうまくいっていないと、そのストレスからプライベートでの人間関係もぎくしゃくしたりするなど、更なるストレスを生む悪循環が生じるのです。
1960年代にアメリカで始まったEAP(Employee Assistance Program)は、メンタルヘルス対策を導入することで欠勤率が下がったり、社員からのクレームが少なくなったり、生産性が上がったりしたなどの効果が実証されています。それだけではなく、社員の企業に対する満足度や忠誠心もアップしたというおまけ付き。アメリカの企業がメンタルヘルス対策に積極的なのは、社員のこころの健康度を高めることが企業の利益に繋がるという双方にとってメリットが非常に大きいという理解があるからです。
昨年の12月より企業におけるストレスチェック対策の導入が義務化され、働く人のメンタルヘルス対策を国のレベルで積極的に推進していこうという動きが出ていますが、日本の企業は「コストが大きい」という理由でメンタルヘルス対策には残念ながら消極的です。実際、数年前に某大企業のそれなりの役職に就いていらっしゃる方とお話しをする機会があったのですが、その方はメンタルヘルス対策を導入するには興味を示す一方で、私が提供するメンタルヘルスカウンセリングは費用面で「高い」とハッキリと言われ、ガッカリしたことがあります。
日本の企業におけるメンタルヘルス対策は、まだ草創期にあります。ですから、これから様々なことが体制化されていくことでしょう。しかし、他社と差をつけたい!と考えているのであれば、従業員と企業の双方にメリットがあるメンタルヘルス対策に「投資」してみませんか?
企業も従業員もハッピーになるメンタルヘルス対策を経験豊かな臨床心理士がサポートいたします。
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臨床心理士 向 裕加