札幌大通にあるカウンセリングオフィス プログレスの
臨床心理士の向裕加です。

昨日のブログでは、パーソナリティ（性格）について
お話させていただきました（『パーソナリティは変えられる？』）。
その中で現状をしっかりと把握することが大切だとお伝えしたのですが、
みなさんは、ご自身の性格をどのくらい把握されているでしょうか？

私たちの感覚器官（目や耳など）は外に向いているため、
意識を外に向けることは比較的容易であるといわれています。
ですから、他人のことは案外よく見えているのに、
自分のことになるとサッパリ見えていないというのが
実情だったりするわけです。
自分のことは自分が一番よく知っているはずなのに…。

そんなとき、心理検査が自己理解に役立つことがあります。
私も、先日久しぶりに東大式エゴグラム（TEG）
と呼ばれる心理検査をやってみたのですが、
「なるほど…」と思えることがたくさんありました。

例えばなのですが、このTEGの結果をザックリ説明すると
私は…

• 責任感が強く、良心に従い、筋を通す
• サッパリしていて、周囲に干渉をしない
• 合理的で機械的
• 直観力があって、好奇心が強く、活発
• マイペースで、自主性に富む

という性格であるという結果が出ました。

私が「なるほど…」と思ったのは、
「合理的で機械的」
「サッパリしていて、周囲に干渉しない」
という2点。

理性的で感情に惑わされることなく、
合理的に判断して行動することができるのは、
私の優れている点でもあるのですが、
これは他の人に対しては、
「冷たい」「打算的」
という印象を与えやすいんですよね。
それに加えて、
「サッパリしていて、周囲に干渉しない」のですから、
「冷たい」という印象を加速させますよね。

人からお花をプレゼントしてもらうときは
クールな色（ブルーや紫など）のお花が多い私。
「ゆかちゃんのイメージにピッタリ！」と言われるのですが、
私自身は「え〜、私そんなにクールな人間だと思われてるの！？」
と、こころの中で思っていたりするんですよね。
そして、このギャップに悶々としていたのですが、
久しぶりにやってみたTEGの結果を見て納得。
自分は自分が思っているほど、
人間味のある人ではなかったようです（苦笑）。
新しい気づきでした。

なりたいのは、十分な冷静沈着さを持ちながらも、
周りの人には親しみを持ってもらえるような女性。

そんな女性に近づけるようになるためにも、
スピードを重視（合理的）するあまり、
最近ではお礼もメールで済ませていたことを反省して、
可能な限り直筆のお礼状を出すようにしてみました。

このように自分自身を少し客観的に把握することができるだけでも、
問題解決への糸口をつかむことができたりするんですよね。

「汝自身を知れ」とは、ソクラテスの有名な言葉。

汝自身を知ることで、自分本来の生き方を探してはみませんか？
もちろん、心理検査を用いることも可能です。
ご興味のある方は、気軽にお問合せください。

ご予約／お問合せは、こちらから。
→　ご予約
→　お問合せ

カウンセリングオフィス プログレス
臨床心理士　　向　裕加