札幌大通にあるカウンセリングオフィス プログレスの向です。

寒々しい日が続いていましたが、
ようやく昨日から札幌にも太陽が戻ってきましたね！
昨日は千歳JAL国際マラソンに出走している
ラン仲間の応援のために千歳まで行ってきました。
新緑の中を一生懸命走っている仲間たちの姿を見て、
私も頑張ろう！という気持ちにさせられました。
スポーツはするのも観戦するのも楽しいですよね！

さて、今日はマラソンとは違う競技ですが、
先日、私が本を読んでいて目に留まった
あるアスリートの名言をご紹介させていただきます。

そのアスリートとは、元大リーガーの松井秀喜選手。

松井選手は「野球は失敗のスポーツだ！
バッターは3割打てば一流と言われる。
成功3割、失敗7割のスポーツだと考えられれば
気持ちがずっと楽になる。」と考えることで、
自分自身の感情のコントロールをしていたそうです。

私たちは、日頃から成功することや結果を出すことを
追い求めたり、求められたりする生活を送っています。
ですから、失敗に対する過剰なまでもの不安を抱いてますが、
失敗はできないというプレッシャーはパフォーマンスを低下させ、
行動すること自体にストップをかけることも度々です。

そんなことが続くと、必然的に自信もなくなっていきますし、
それが更なる失敗を招く要因になっていく…という
悪循環のパターンが形成されてしまいますよね。
そうなると、そこから抜け出すのもなかなか難しくなります。

結果を考えて不安になったり、行動に移せなかったときは
「松井選手でさえ7割は失敗に終わっていた。
　とにかくやってみなければ結果はわからない」と考えて、
まずは不安をコントロールするところから始めてみましょう。

というのも、他人、時間や物事の結果など、
世の中はコントロールできそうに見えても
意外とコントロールできないものばかり。
唯一コントロールできるのは、
自分自身の考え方や行動のみなのですから…。

変えることのできるものと変えることのできないもの。
その区別をしっかりと見極めて、
できることにアプローチをしていきたいものです。

カウンセリングオフィス プログレス
臨床心理士　　向　裕加