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選択に迷ったときのヒント

札幌大通にあるカウンセリングオフィス プログレスの向です。

あなたは「自分自身が1日に何回の選択をしているか?」ご存知ですか?

約9000回という報告もあれば、約2万回という報告もありますし、
実に6万回以上もの選択を人は毎日しているという結果もあります。

私が言いたかったのは、「どの数字が正しい結果なのか?」
ということではなく、「人生は選択の連続である」ということ。

朝、目が醒めた瞬間、スッと起きるのか?
それとも、あと5分だけ寝ようか?ということに始まり、
ベッドから出れば、ラジオのスイッチを入れようか、
はたまた先にトイレに行こうかを選択をする。
そして、朝食前に朝ランに行くか、それとも面倒なので、
今日は朝ランをサボっちゃおうかを決める…etc.
(↑ 私の1日の始まりは、ほぼいつもこんな感じです。笑)
といったように、私たちの日常は小さな選択の
ひとつひとつが積み重ねられることによって成り立っています。

当然のことながら、誰しもがより良い選択をしたいと願っています。
たとえ小さな選択でさえそう思うのですから、
人生に影響を及ぼすような大きな決断は尚更のこと。

「どちらの選択が正解なのか? 合っているのか?」

そう迷い、不安になるということは
誰もが一度は経験することではないでしょうか。

そんなとき、あなたはどんな風にしてこの迷いや不安を解消しますか?

似たよう経験をしたことがある人の話を聞く
本や雑誌、インターネットで必要な情報を入手する
占いに行ってみる … etc.
しかし、情報が多くなってしまうと、むしろ、
それ自体が決断の足かせになってしまいますよね。

より良い選択をするということは
「自分にとって、より価値のあるもの」を選ぶこと。
しかし、選択に迷っているときは、その価値や
優先順位が明確ではないことがしばしばです。

ですから、まず、
1. 「もし、その何か選択したときの良いことは何か?
   そして、それを選択しなかったときの良いことは何か?」
   と自分に問うことで価値を明らかにし、

そして、
2.  それを天秤にかけて「今の自分にとって」は
   どちらの方がベターに思えるか?を感じとる…

ということにトライしてみてください。

例えばなのですが、過去にある学生さんが大学を
中退しようかで悩んでいると学生相談室にやってきました。

私   「もし大学を中退したら、どんな良いことがあると思う?」
学生さん「仕事をして、お金をいっぱい稼いで、自分のやりたいことにそのお金を遣う。
     色んなところに旅行に行ってみたい。」

私   「じゃぁ、このまま大学を中退しなかったら、どんな良いことがあると思う?」
学生さん「講義とか勉強は正直つまらないけど、お金の心配をする必要はない。
     時間も自由に使えるから、友だちとも遊べるし、アルバイトもできるし。」

この学生さんには、ここまでで十分でした。
ある選択をしたときとしなかったときに起こるであろう
それぞれの良いことのイメージができただけで、
「自分が今まさに天秤にかけてる価値とは何か?」
「今の自分にとって、そのどちらがよりベターなのか?」
ということが明らかになり、決断もすんなりと下すことができたようでした。
(ちなみに明らかになった彼女のこのときの価値と優先順位は
 「経済的な自由」<「時間的な自由」になります)

ポイントは「ベスト」ではなく「ベター」というところ。
「ベスト」な選択をしたか否かは、今すぐにわかることではありません。
ずっと先の未来、過去を振り返ったときに、ようやく
「あのときの選択はベストだったのかも知れない」
と思えるときがやってくれば、
それはベストな選択だったと言えるでしょう。
ですから、今は「ベター」な選択だけで十分なのです!

選択に迷ったときのヒントをご紹介させていただきましたが、
「自分ではなかなか難しいな〜」と感じたら、
カウンセリングを活用してみてください。
霧が晴れたときのようにスカッとした気持ちになれると良いですね!

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カウンセリングオフィス プログレス
臨床心理士  向 裕加

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