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「弱さ」を認めることができるのは「強さ」の証です

札幌大通にあるカウンセリングオフィス プログレスの向です。

週末はとてもお天気が良かったですね。
みなさんはどんな週末を過ごされたのでしょうか?
私は札幌を離れ、緑あふれる伊達市で休日を楽しみました。
車も人もいない田舎道をランニング。
マイナスイオンたっぷりでエネルギーチャージもバッチリです!

さて、先日のブログでは

「大した問題じゃないんだけど…」

などといったカウンセリング場面でよく耳にするセリフを
ご紹介させていただきましたが、
相談者の方がよく口にするもうひとつのセリフがあります。

「自分は(メンタルが)本当に弱い人間だ」

自分の力だけで問題が解決できないこと
ちょっとしたことで落ち込んでしまうこと
人の顔色ばかりを気にして、自分の思っていることを言えないこと
ネガティブ思考で、ポジティブに物事を捉えられないこと…etc.

そして、大抵の方は、そんな自分は「ダメな人間」だと捉えています。
でも、それは本当でしょうか?

人は、自分の至らないところ、弱点、嫌な部分は、
できれば見たくないと思っています。
もちろん、私もそう思っている一人です。

なぜならば、自分の「弱さ」と向き合うプロセスには
痛みと多大なエネルギーが伴うからです。
自ら痛みを求めていくことは、やはりしたくないですよね。
だからこそ、色んな手立てで痛みとエネルギーの消耗を回避しようとする。
「自分は強い人間だから、そんなことは関係ない!」
と思っていることは、実は「否認」という回避行動の一つなのです。

カウンセリングにやってくる…ということは、
自分の「弱さ」を認め、それと直面する覚悟を決めたということ。
これは口で言うほど簡単にできることではありません。
ですから、「自分は弱い人間だ」と自分の「弱さ」を認め、
勇気を出してカウンセリングに訪れる方は、
真の意味での「強さ」を持っている方だと言えるでしょう。

カウンセラーとして相談者の方たちと向き合う時、
私はこの相談者の方たちひとりひとりの
「強さ」を一番大事にしています。

誰一人としてパーフェクトな人間は存在しません。
「弱さ」も含めた自分自身を受け入れることで、
自分らしく、よりよく生きることが可能になります。

「弱さ」を認めることができている方は、
既に、それを「強み」に変えていく力を持っているはず。
その力を十分に発揮して、自分の「弱み」も
「強み」に変えていくことができるとイイですね。

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カウンセリングオフィス プログレス
臨床心理士  向 裕加

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