札幌大通にあるカウンセリングオフィス プログレスの向です。
夜中に雨が降って「リラ冷え」な朝を迎えた札幌です。

「芸術は爆発だ！」とは岡本太郎の名言ですが、
「人生は博打だ！」とは私の中学の同級生の名言（笑）。

当時はそれほど深くは考えて考えていなかったのですが、
かなりのインパクトのある発言だったので、今でも記憶に残っています。
当時の彼女に何があったのかは知りませんが、
中学3年生の女子の発言とは思えない
かなり人生を俯瞰した発言であることに間違いはありません。
彼女のように「人生は博打だ！」とまでは断言できませんが、
私自身、「人生は実験だ！」とは思っています。

理数系科目が苦手だった私は、
理科の時間の実験はあまり得意ではありませんでした。
…というのは単なる言い訳で、今思うと、
私は「失敗することが嫌」で理科の実験が
あまり好きではなかったように思います。

実験をする前には、実験マニュアル的なものを
教科書を通して学んだり、先生から教えてもらう訳ですが、
そのマニュアル通りに従って実験をしたからといって、
必ず実験が成功する訳ではありません。
むしろ、私は一発で成功できるタイプではなく、
そんな自分は「ダメ」なような気がして、
積極的に実験をやろうとは思えませんでした。

いくらマニュアル通りにやっているつもりでも
失敗するときは失敗するものなんですよね。
それでも、試行錯誤を繰り返すうちに、
どうにか成功にたどりつく。
きっと、それで良いんです。
それで十分なんだと思います。

育児マニュアル、受験マニュアル、就活マニュアル、
デートマニュアル、自己破産マニュアル…etc.
この世の中は、たくさんのマニュアルで溢れています。

そして、そのマニュアル通りにいかないと
自分は「ダメな人間」だと責めたり、
マニュアルに目を通したとしても「失敗するかも知れない」
とイメージしては行動に移せなかったりする人が、
現代社会には多いように思います。

一回で結果を出せなかったとしても、
たとえ回り道をしたとしても、
なんとか目的地にたどりつけることが
実は大切だったりするではないでしょうか？

頭の中のシミュレーションはあくまでもシミュレーションであって、
成功するか失敗するかの確立は、行動する前は５０／５０なはず。
それなのに最初から「失敗するに違いない」からといって行動しないと、
ゴールにすらたどり着くことができませんよね？
宝くじだって当たったことをいくら頭の中でシミュレーションしたとしても、
（↑　これは私がよくするストレスコーピングという名の現実逃避です。笑）
【宝くじを買う】という行動なくしては、宝くじには当たらないのですから。

失敗したら軌道修正をして、また出直しましょう。
その積み重ねの中で、「新しい発見」や「予想外の出来事」に出会えたり、
自分なりのゴールへのたどり着き方や結果を出したりすることができるのです。
そして、自分なりのゴールへのたどり方を見つけたとき、
初めて「自信」というものが身に付くのだと思います。

「自信をつけたい」と願う人にこそ、
「人生は実験だ！」スピリット（精神）を身に付けて欲しい！
とは言え、一人で理科室で実験をするのは色んな意味で心細いですよね。
（ホルマリン漬けの標本とか骸骨の模型とか怖かったですよね）
そんなときには、是非ともあなたの人生の実験にご一緒させて下さい！
人生の目的地にたどり着けるようお手伝いいたします。

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カウンセリングオフィス プログレス
臨床心理士　　　向　裕加