札幌大通にあるカウンセリングオフィス プログレスの向です。

今日はこちらでお仕事でした。

STVさんには、かれこれ10年以上お世話になっています。

その当時、北海道内で従業員のメンタルヘルス対策に
力を入れている企業はほとんどありませんでした。
そういう意味で、STVさんの取り組みは先駆的でした。

ここ数年で徐々にメンタルヘルス対策に乗り出す
企業や団体は増えてきてはいるものの、
首都圏に比べると遅れているのが現状です。

働き盛りの世代の死因の第一位は、実は「自殺」です。
従来は長時間労働が自殺の背景的要因と考えられてきましたが、
最近では他のメンタルヘルスの不調の要因も考えられるとして、
昨年の12月より従業員が50人以上の全ての企業において
ストレスチェックの実施が義務化されたことは、
みなさんも耳にされたことがあるかと思います。

自殺までとはいかなくとも、
うつ病などのメンタルヘルスの不調で社員が休職すると、
実にその42%が退職しているという調査報告もあります。
時間と労力、そして、お金をかけて育てた大切な人材を失ってしまうことは、
企業にとっても大きな損失となることは言うまでもありません。

メンタルヘルス不調者を出さないよう企業として取り組むこと、
そして、例えメンタルヘルスの不調者が出たとしても、
早期に発見して早期に対応できるような体制を整えておくことは、
長い目で見ると従業員と企業の双方の利益に繋がると思います。

STVさんでは、４月には新入社員の方を対象に
メンタルヘルスに関する研修も実施させていただきました。

早くから従業員のひとりひとりが正しいメンタルヘルスの知識を身に付け、
自身のメンタルヘルスに対する関心を高めていくことは、
予防という観点からも必要不可欠なことだと思います。

当オフィスでは個人を対象としたカウンセリングのみならず、
企業や団体を対象にメンタルヘルスに関する研修会やセミナーも実施しています。
また、従業員に対するカウンセリングを実施することも可能です。

もし、このようなメンタルヘルス対策の導入を検討中でしたら、
随時ご相談に応じていますので、お気軽にお問合せください。

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カウンセリングオフィス プログレス
臨床心理士　　向　裕加