札幌市中央区大通にあるカウンセリングオフィス プログレスの向 裕加です。

最近、疲れが上手に抜けていないのか、眠くて、眠くて仕方ありません。昨晩は9時半に就寝。今どきの小学生より早くに布団に入ったんじゃないんでしょうか（笑）。それなのに、今朝もまだスッキリせず、まだまだ眠たい感じがあって、「一体、私、どうしちゃったのかしら？」と思っていた矢先、ある方のブログが目にとまりました。その「ある方」とは、こちらの女性、女優の金崎敬江さんです。彼女は、俳優・芸能プロダクションにも所属していて、笠木ゆきのとしても活躍中です。ちなみに、金崎さんと私は高校の同級生。高校生の頃から女優を志し、小柄な身体ながらも、バイタリティに溢れるチャーミングな女子高生でした。昔からの夢を叶えて女優になり、あれから数十年（笑）が経過した今でも、ご覧の通り、相変わらずチャーミング！東京在住の彼女とは、実際に顔を合わせる機会がなかなかありませんが、SNSを通して、豊かな感性の持ち主の彼女には、いつも良い刺激をいただいています。

そんな金崎さんの今日のブログのタイトルは、ずばり「頑張りません！宣言」。なかなか衝撃的なタイトルですよね！

是非とも、皆さんには、実際にブログを読んでいただきたいのですが、

私が特に共感したのが

ついぞ「頑張る」という
悪く言えば「力んでしまう」ことの多い私
そうじゃなくてよいのよ
って言って頂いたんだと思います。 

”そうじゃない方が素敵よ”
って受け取りました

という箇所と…

できてないけどやりたいこと
への努力はしますが
やれていることを頑張り過ぎると
良さが消えてしまうのは
演出して人を観ているとよくわかります。

という箇所。
共感というか、正確には「これって、私に向けられたメッセージ！？」と思ってしまったくらい、今の私にピッタリな言葉でした。

小さな頃から、いろんな人に、いろんな場面で「頑張る」ことを奨励されてきた私たちは、「頑張らない」ことは「悪」といったイメージを無意識的に植えつけられてきたように思います。そして、「やれていること」は「できて当たり前」という暗黙の了解によって、私たちはもっと上を目指すために「頑張る」ようにと求められ、「もっと、もっと」というプレッシャーに押しつぶされないように、必死な毎日を過ごしている感じがしてなりません。

そんなプレッシャーに押しつぶされないようにと「力んでしまう」と、その人の「良さが消えてしまう」。「良さが消えてしまう」と不安が生じるので、もっと「頑張らねば！」と思うようになる。そうすれば、更に「力んでしまう」。悪循環のループは、こんな風にあっという間に形成されちゃうんですよね。

「頑張る」ことには、リミットが設けられているわけではありません。上を見たら、際限はありません。だからこそ、「やれている」ことについては、「やれている」事実を客観的事実として受けとめて、「頑張ったよね」とそれまでの頑張りや努力を正当に評価して、「良さが消えてしまう」ことがないよう、それ以上「頑張らない」ことが大切になってくるのかも知れません。

最近、新規のご予約がたくさん入ってきています。そんな状況の中、ついつい「もっと、頑張らなければ！」と、知らず知らずのうちに「力んでしまっていた」ように思います。その力みは疲労感として私の体内に蓄積され、私にサインを出してくれていたのでしょう。「頑張らなくても大丈夫だよ！頑張り過ぎると、あなたの良さが消えてしまうよ！」…と。

だから、私も頑張りません！！（笑）

皆さんは、いかがでしょうか？ついつい、頑張り過ぎてはいませんか？特に、やれていることを頑張り過ぎると、あなたの「良さ」が消えちゃいます。そうならないためにも、金崎さんや私のように、時々「頑張りません！！」宣言してみることをオススメします。

そして、最後になりましたが、こんな大切な気づきをもたらしてくれた金崎さんに感謝です。「金ちゃん（←高校生の頃は、こう呼んでいたんです！）、ありがとうね〜！」

カウンセリングオフィス プログレス
臨床心理士　　向　裕加