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身体のトレーニングに通ずるこころ

札幌市中央区にあるカウンセリングオフィス プログレスの向 裕加です。

昨日は月1のペースでパーソナルトレーニングをお願いしている岩崎美也子先生とワインと美味しいお料理をご一緒させていただきました@ラ・サラマンドル(こちらのお店は、今度「勝手にオススメ」でご紹介させていただきます)。

岩崎先生は、札幌で体型変化を専門とした骨格ボディメイクのトレーニングサロン-Style-を経営されています。解剖学・運動生理学・脳科学の知識を総動員して開発されたエクササイズで骨格を整えることにより、ボディラインを変えるトレーニングを提供してくれるサロンです。
岩崎先生はスタイル抜群で、このお写真の通り、外見も内面もとてもチャーミングで魅力的な女性です。

が!トレーニングは別物。

端から見ている限りではエクササイズはそれほどキツイものには見えないのですが、これがとんでもない大間違い。ほんの少しの些細な動きに凝縮されたインナーマッスルのエクササイズは、時には泣きたくなるほど。岩崎先生はこんな素敵な笑顔を見せながら、「ここ、もう少し力入れて!ここ!もう少し!」とプッシュしてくるドSです(笑)。でも、たった1時間のトレーニングでの違いは歴然。ヒップアップ、バストアップ、そして脚の細さ、下腹部の平ら加減etc.…数え切れないくらいの改善ポイントを自分の目で確かめることができます。

岩崎先生は主に体型変化促すエクササイズをご専門とされていますが、私はちょっと違った目的を持って岩崎先生のトレーニングを受けています。サロンのHPにも掲載されている「身体の使い方を変えれば、カラダは変わる 」という言葉どおり、岩崎先生は「正しい身体の使い方」や「正しい骨格のポジショニング」にこだわったトレーニングを提供してくれているのです。

私がマラソンを走ることは、以前にもブログで何度となく取り上げていますが、走り始めは故障が多いことに悩まされました。故障すると休養するしかないので走れなくなるのですが、走れないことがストレスになるんですよね。でも、走ると故障した箇所が悪化するので走れない。ストレスは溜まる一方なのです。ですから、いかに「故障せずに走るのか」が大事になってくるのです。そのためには「正しい身体の使い方」を学び、「正しい骨格のポジショニング」を得ることが大事だと痛感した私は、岩崎先生に「故障しない身体づくり」を目的にトレーニングをお願いしています。

岩崎先生ご自身は、相当な勉強家です。かなりマニアックです。なので、私もトレーニングを通して、毎回色んなことを学ばせてもらっています。どこにどのような筋肉があり、どのような働きをしてくれるのか。そして、自分の身体の良いところは何で、弱いところや癖、鍛えなければならないところはどこか…etc. 岩崎先生から与えられる客観的な視点と専門的なアドバイスをもとに、走るときには指摘された箇所を意識しながら走るようにしています。

今シーズンはレースをあまり入れていないので、ゆるりゆるりと走ることが多いのですが、そんなときは身体の使い方を意識しながら走るようにしています。

最近は、多裂筋、内転筋、そして以前からの私の弱点である臀筋を鍛えることを主軸にしたトレーニングメニューが組まれることが多いのですが、先日、走りに出たとき、その辺りを意識しながら走ってみたところ、下記のようなことに気づきました。

多裂筋に意識を向け、そこに力を入れながら走ると、自然にペースが上がっていくことを経験しました。内腿に意識を向け、そこに重心を乗せるようにすると、非常にスムースに脚を運ぶことができました。また、後ろの脚を蹴り上げる瞬間に意識を向けると、臀筋が働いていることがわかりました。それらを意識しながら走ってみると、ビックリするほどペースが自然と上がっていくんですよね。でも、脚は軽やかだし、息も上がっていない。自然な感じでパフォーマンスが向上している。ただ、それらの筋肉が十分に強化されていないので、そう長くも続かないのが残念なところ。というか、まだまだ私のトレーニング不足。でも、なぜ、岩崎先生が多裂筋、内転筋、そして臀筋のトレーニングに力を入れるのか。その理由がそこにあったことがわかったことが大きな収穫でした。

専門家に客観的に見てもらうことでわかる自分の弱点。そして、それを知った上で、そこを意識してトレーニングする。そうすることで、弱点だった箇所が少しずつ鍛えらえてくる。その積み重ねこそが、将来の自分のパフォーマンスの向上へと繋がっていくんですよね。しかも、故障なしというオマケつき!

これは「こころ」の健康に通じるものがあります。

故障しないこころづくりのためには、まず自分の良いところは何で、自分の弱いところや癖を知ることから始まります。人は自分の内面を自分では見ることができないので、専門家に客観的に見てもらうことでよりハッキリと把握することができるでしょう。そして、それらを鍛えるためにはどうすれば良いのかということを専門家に助言してもらい、自分の生活の中で実践してみる。実践してみることではじめてその違いや変化に気づき、それを継続的に日常に取り入れることで、弱さは強さへと変化していき、また、癖は改善されていきます。そうすることで得られたこころの正しいボジショニングは、その人のパフォーマンスを向上させたり、ポテンシャルを開花させることでしょう。もちろん、こころの故障とは無縁です。

インナーマッスルやこころは、残念ながら外側から自分の目で確かめることはできません。また、鍛えていくためには時間が必要です。しかし、しっかりと自分の身体やこころと向き合い、自分を知り、自分の弱点を強化させていく積み重ねは、間違いなく、あなたの身体とこころのパフォーマンスを最適化してくれます。

身体のトレーニングをするように、カウンセリングを日常の生活の中に取り入れてみませんか?
健康な人にこそ、カウンセリングを受けていただきたいと願う私の想いはここにあります。

カウンセリングオフィス プログレス
臨床心理士  向 裕加

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