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見えないプレッシャーが引き起こすストレス

こんにちは。
札幌大通にあるカウンセリングオフィス プログレスの向です。

今日の札幌は、久しぶりにヒンヤリとした空気が漂っていますね。
先日、平年よりも数日早くライラックが開花したとの知らせが届きました。
若干、この言葉を使うには早いような気もしますが、
今日のこの肌寒さは「リラ冷え」と言っても良いのでしょうか。

さて、今日、このような興味深い記事を見かけました。
みなさんにも早速ご紹介。

5月の自殺者を急増させる「約束破りの効果」とは?

ザックリと記事の内容を説明すると、5月は自殺者が急増する月なのだそうですが、
その原因は未だ解明されていないものの「約束破りの効果(broken promise effect)」が、
その原因として最近注目されている…とのこと。

この「約束破りの効果」なるものは、私も初めて耳にした言葉なのですが、
どうやら、動植物のみならず人間にとっても春は成長の時期で、
この時期に抱く「希望や期待」と「現実」とのギャップが
自殺を誘引しているのではないか?ということのようです。

私自身、以前から相談者の方たちには1〜2月、そして、4〜5月は
「周囲のペースに巻き込まれないように気をつけて下さいね!」
と必ず声をかけるようにしています。

なぜかというと、1月は新しい年を迎えて新年の誓いを立てる人が、
また、4月は新年度/新学期が始まることで
「4月からは〜を頑張るぞ!」という前向きな人が大勢いますよね。
前向きなことは決して悪いことではないと思いますが、
そんな人が大勢いると必然的に社会全体がそんな雰囲気に満ち溢れ、
周囲のペースに知らず知らずのうちに呑み込まれてしまい、
見えないプレッシャーと戦っている自分にすら気付かないことも多いからなのです。

「頑張るぞ!」(希望/期待)と意気込んではみたものの
頑張っていない自分(現実)がダメに思えたり、
頑張っているのにうまくいかないのは自分の努力が足りないからだ
と必要以上に自分を責めたり…と無意識のうちに
ストレスを抱え込んでしまっている人も少なくありません。
自殺は極端な例かも知れませんが、「約束破りの効果」に私も納得なのです。

先ほども述べた通り、周りのペースの呑み込まれていると、
客観的に自分を見つめることは、とても難しいものになってしまいます。
カウンセリングとは、普段の日常から離れた場面設定で、
第三者であるカウンセラーと対話しながら、
日常の自分とは少し距離を取って自分を見つめ直す作業です。

ゴールデンウィークが明けた今時期、
「何となく頑張れない」「気力がわかない」といったことで
悶々とされているようでしたら、カウンセリングを通して、
少し自分を見つめ直してみませんか?
必要以上に頑張っている自分に気付くかも知れません。

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カウセリングオフィス プログレス
臨床心理士   向 裕加

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